グルコサミンとは?
TVCMやサプリメントの成分としてもよく耳にする「グルコサミン」。
「関節痛にはグルコサミンがいい」などと、お年寄りが飲んでいる姿がテレビでよく紹介されています。
では、グルコサミンとは一体なんでしょう?
グルコサミンとは、糖分とアミノ酸が結合したアミノ糖という成分の一種です。
動物の皮膚や軟骨、爪などに含まれています。
カニやエビなどの甲殻類の甲羅に含まれているキチン質の主要成分で、細胞を形成する成分として体内のあらゆるところに存在しています。
ヒアルロン酸や糖タンパク質、コンドロイチン硫酸などの原料であり、私たちの体の軟骨や爪、じん帯などを形成するほか、関節や皮膚組織を柔軟にし、水分を保持する働きをします。
このグルコサミンを体内に摂取することにより、軟骨のすり減りによる関節の炎症や活性酸素の発生を抑制し、体を若々しく保つ役割をするのです。
しかし、人間の体は年齢とともにグルコサミンが少しずつ減少していきます。
そのため、お年寄りの方がひざが痛くなるなどの関節痛に悩まされるのです。
またグルコサミンにはヒアルロン酸の原料にも用いられる優れた保湿力を持ち合わせています。
年齢を重ねると、肌のしわやシミが目立つようになるのも、グルコサミンの減少が関係しているといわれています。
グルコサミンは、いつまでも元気に過ごしたい私たちにとって、とても大切な成分なのです。